ゆめの森は、そこで暮らす住人の「おと」であふれています…

縦横無尽に床を走らせる小さな車の音…

線路を組み合わせる度に木と木がつながる音…

息をつめて積み木を根気よく重ねる静かな吐息…

かと思えば、また新たなものが生み出されるきっかけとなる派手な崩れ散る音…

甲高い声が交差する水遊び…

一点集中し釘を打つ音… 

なりきって奏でる手づくり楽器…

芋を焼く薪の音…

ピアノの音色や、拍が感じられない愛嬌のあるドラムの音…

絵本を読む者の声と、物語の世界を楽しむ者の息遣い…

お昼には、みんなで食べる団欒の場…

雑巾がけをする小刻みな足音…

水道から流れる今となっては塩梅のとれた水の音…

ドアを開ける度に勢いよく入り込む心地のよい風の音…

小さな泣き声から、にぎやかな笑い声…

子どもだけの世界で楽しむひそやかな声…

愛ある叱咤…

お昼寝の時間の寝息や寝言…

お昼寝中にしか聞こえてこない音だってある…

どれも味わい深い「おと」なのです…

それぞれの「おと」にストーリーがあって…

ひとつひとつがここに綴られていくのです…

そしてそこに残った「おと」の足跡が…

振り返れば「ゆめのおと(ゆめのーと)」となっていくのです…

引き続きどうぞよろしくお願いいたします…



年が明け、もうすでに3学期が始まって約1ヶ月と半…

ホップ ステップ ジャ~ンプッ!

これまでの助走と踏切をもってして…

それぞれが次年度を見据えて大きく飛び跳ねることができるよう…

これまでの子どもたちの「変化」を皆で丁寧に看取りたい…

絞りをもってピントを合わせ…

アンテナの感度を高めて子どもたちを見てみると…

生きる力の塊ともいえる子どもたちは見方によっては「進化」していますが…

子どもたちは日々「変化」を繰り返しているのです…

時代もここ数十年で劇的な進化を遂げてきましたが…

その挙句、今になって時代は変化を求めています…

私たちは、子どもたちの成長を進化とは捉えていません…

私たちは人生の最後の最後まで変化をしていく生き物です…

じゃなかったら、私たちは退化への道を歩んでいることになってしまう…

だから、変化することは生きること。生きることは変化していくこと。

変化することは尊いことなのです!

子どもたちの小さな変化を見落とすことなく、都度皆で認め、褒め、称えます…

その変化を看取り、その変化に応えるために…

保育環境だって私たちだって日々変化していかなくてはいけません…

だからこそ学び舎は中も外も、子どもと共に変化していくのです…

子どもと共に育つ学び舎だから…

「ほらっ、おれの手につかまれっ!」 ごちゃまぜの中で共生する… ごちゃまぜだからこそ生まれる姿です!
点と点がつながり線となり、線と線がつながるとき、それは面となる。
それはそれは大きな「変化」です… 何よりの「変化」です!
遊び始め、遊び浸り、遊び倒した船は、小さな子へ引き継がれ… 遊び始めています!