南相馬市立総合病院の助産師の方をお招きし、看護の日イベント「いのちの授業」を行いました。福島県看護協会のみなさんにもご協力していただき、妊婦体験や赤ちゃんの沐浴体験、高齢者体験をしました。


助産師とは、お母さんと赤ちゃんをサポートする命に関わる大切な仕事です。妊娠期の不安なことや体の悩みなどの相談にのり、産後の支援も行います。保健センターや市役所・町村役場で、健康相談などの役割も担う職業です。
命のはじまり
最初は小さな命ですが心臓が動き始め、お腹の中の羊水に守られて成長します。妊娠初期はお腹の大きさはほとんど変わりませんが、お母さんの体には様々な変化が起きます。妊娠8ヶ月で赤ちゃんはようやく1kgになります。産まれてすぐの産声は、赤ちゃんが初めて自力で呼吸をした証。たくさんの奇跡が連続して今の命があることを学びました。




赤ちゃんの平均体重は約3000g、身長は約50cmです。出産の様子を動画で見た後に、ワークシートの内容を共有しました。事前にお家の人の「妊娠した時のこと」「出産」「名前の由来」を聞いていました。
「自分と相手を大切に」
自分の心と体を守る責任があります。これから誰かを好きになったときに、自分の将来だけではなく相手の将来も大切にしてほしいとお話がありました。
休憩を挟んで抱っこ体験、沐浴体験、妊婦体験、高齢者体験を行いました。
「首が不安定」「重い、起き上がるのが大変」と、有意義な時間になりました。






〜感想〜
・お母さんに「子供を授かることができたのが嬉しかった」「出産の時はやっと会えると楽しみにしていた」と話を聞きました。他の人も嬉しかった、不安、会えるのが楽しみという話を聞いたそうです。妊娠した時のことや出産した時のことを聞くことができて良かったと思いました。
・赤ちゃんが産まれる時のことを詳しく知りました。妊娠は大変だし、すごいことだと改めて分かりました。
・初めて知ったことがたくさんありました。赤ちゃんは頭を回転させながら産まれてくるそうです。
・初めての妊娠は痛いことを知り、子供は可愛いけど痛いのは嫌だと思いました。今生きていることに感謝しながら、頑張ってみようと思いました。
・出産の辛さを知りました。自分の名前の由来も知ることができました。将来、出産に立ち会うことがあるかは分かりませんが、もしも立ち会うとしたら最大限のサポートができるように頑張りたいと思いました。
・名前の由来が人それぞれで、おもしろいと思いました。
・妊娠初期、中期、後期の状態を知ることができました。
・妊娠中期でも赤ちゃんは1kg。中期でもだんだん大きくなっていることが分かりました。
・妊娠することは命を授かること。将来、自分もこういう時もくるかもしれないので体験できて良かったです。
・高齢者体験では、体に重しをつけたりイヤーマフをつけたりしました。今は重しを外せばいいけどお年寄りはそれができないから大変だと思いました。


貴重なお話と体験をありがとうございました。
