アスリート全国学校派遣プロジェクト「アスリーチ」は、アスリートを体育の先生として全国の学校に派遣しています。ゆめの森に来てくれたのは、ラグビー元日本代表選手の大野均さん!福島県郡山市出身で、大学生になってからラグビーを始めたそうです。ラグビーはタックルが特徴のスポーツ。小さい人が大きい人を倒すこともあり、そこが見所の一つです。前半は「積み重ねの大切さ」についてお話を聞き、後半は楕円球を使ってラグビーを体験しました。
「背が低くても高くて、体重が軽くても重くても、それぞれ生かせるポジションがあるスポーツです。高校生までは野球をやっていました。大学生になった時に、ラグビー部の先輩から熱心な勧誘を受けて、仕方なく練習を見学しました。その練習を見てこの人たちの仲間になりたいと思い、入部しました。人数が少ないことを理由にしないで、本気でラグビーに向き合っていました。気持ちの強さを、大学のラグビー部で学びました」






「両親は農家を営んでいて、子供の頃から手伝いをしていました。やりたくないと思う時も、もちろんありました。中学生になってからは新聞配達をやって、雨の日も雪の日も続けました。夏休みと冬休みは毎朝マラソン。高校までは野球を続けてきました。目の前の食事を残さず食べることを意識してきました。みなさんも続けることを大切にして、将来の夢や目標に向かって道を切り拓いてほしいです」
2015年の南アフリカ代表戦では「日本が勝てるわけない」と言われ続けた中で挑んだ試合でした。世界一厳しいと言われていた練習を4年間続け、チームメイトと一生懸命練習してきたからこそ手にした勝利だったそうです。








ラグビーボールを使って後ろの人にパスする準備運動を行ってから、円になってパス練習をしました。ボールが2個に増えると難易度も増しましたが、とても盛り上がっていました。その後は3チームに分かれてラグビーの試合体験を行いました。パスしながら壁までボールを運びました。楕円のボールは投げるのも受け取るのも難しそうでした。




~感想~
・ラグビー選手を近くで見たのは初めてで、しかも元日本代表!とても驚きました。講話の中で動画を見て、世界一のチームと戦って勝った姿がすごいと思いました。ラグビーのやり方を教えてもらって、難しさを実感しました。
・初めてのラグビーで、難しいと思うこともありました。みんなでパスし合ったり円になってボールを蹴ったり、ゲームのようで楽しかったです。大野さんの話を聞いて、勝利するまでどんなに大変だったのかを知ることができました。
・実際にアスリートの方が来て教えてくれるのは、良い授業だと思いました。「出された食事を残さず食べる」という話が印象に残りました。
・大野さんはこれまで家の手伝いをすることや、食事を残さずたべることを意識してきたそうです。続ける努力は大切だと教えてもらいました。自分も身長を伸ばしたいので、残さず食べることを目標にします。





集合写真を撮った後は、大野さんのパワーを実感。軽々と子供たちを持ち上げていました。「わたしも、わたしも!」と大喜びでした。


帰り際にサインを頂きました。貴重なお話と体験をありがとうございました。