月曜から始まったプールは、早くも本日が最終日でした。もれなくプールが大好きなみんなです。今日はいつも以上の元気さでプール学習に取り組んでいました。


写真のように、みんな楽しく水泳学習を終えることができました。またみんなでプールに入れるのは来年です。次の夏が楽しみですね。プールをお貸しくださった富岡小・中学校の皆さん、本当にありがとうございました。


〔1・2年生 生活科〕
下の写真にはある虫が隠れています。どこに隠れているか分かりますか?


今日の1・2年生の学習は「いきものとなかよし」がテーマです。虫が隠れている写真を撮って、お互いに「どこにいるでしょう?」と問題を出し合いました。大人が写真を見ても、どこにいるのかすぐには分かりませんでした。虫の隠れる能力の高さはもちろんのこと、子どもたちの写真を撮る技術の高さにも感心しました!


でも、虫たちみんながかくれんぼ好きな訳ではありません。今日一番みんなの注目を集めたのは、道の中央で大きな存在感を放っていたカミキリムシでした。

すぐにiPadで撮影する子どもたち。iPadで写真を撮れば拡大もできて便利です。遠目で見るだけなら白と黒色のカミキリムシですが、子どもたちはじっとよく見て「青い色をしてる」ことを発見。さらに色をよく見ようと、おなかの方までじっくりと観察していました。

カミキリムシの青から思い出されるのは福岡伸一先生が書かれた『ルリボシカミキリの青』にある冒頭文です。作中では、ルリボシカミキリの美しい青色に魅せられた瞬間が昆虫博士の原点と述べられていました。その瞬間に限りなく近い経験を子どもたちはしているのかもしれないと、今日のカミキリムシとの出会いを見て、嬉しく思いました。最後に、本校のステートメントにも通じると感じた本の中にある一文を引用します。
調べる。行ってみる。確かめる。また調べる。可能性を考える。実験してみる。失われてしまったものに思いを馳せる。耳をすませる。目を凝らす。風に吹かれる。そのひとつひとつが、君に世界の記述のしかたを教える。
私はたまたま虫好きが嵩じて生物学者になったけれど、今、君が好きなことがそのまま職業に通じる必要は全くないんだ。大切なのは、何かひとつ好きなことがあること。そしてその好きなことがずっと好きであり続けられることの旅程が、驚くほど豊かで、君を一瞬たりともあきさせることがないということ。そしてそれは静かに君を励ましつづける。最後の最後まで励ましつづける。
『ルリボシカミキリの青』プロローグから(文藝春秋 2012年発行)