残暑も影を潜め、いつの間にかすっかり秋めいた空気が学校を包んでいます。

本に囲まれたゆめの森は、いつでもどこでも手を伸ばせば本に手が届く夢のような環境です。新校舎に移動してから準備を進めていた新しい貸し出しシステムの始動も近いです。今まで以上に読書に集中できる読書の秋となりそうです。
ゆめの森では、もう一つの秋が始まりました。台本が完成し、いよいよ演劇が本格的なスタートを迎えたのです。

先の落成式で披露した演劇は、日常の子どもたちの姿を大切にしたものでした。
今回の新たな脚本では、完全に自分とは異なる役を演じることに。みんなまだ台本が配られていない状態の発表にもかかわらず、自分が演じる役を聞いて大興奮の様子でした。

本番を今月28日に控え、演劇の台本読みもどんどん進んでいます。
今回もゆめの森の演劇をデザインしてくれるのは木村準AD。文芸に秀でた木村ADが手がけた台本には、大熊町の方言での会話劇や数々の名作からの引用文が印象的な世界観を作り出しています。大人もワクワクする台本ですが、義務教育の過程にある子どもたちにはやや難解な部分もすこし。名文は音読するだけでも言語化できない価値が子どもの中に沁みていくものですが、見てくれるお客さんに何かを伝えるのが演劇です。
今回演劇を進めるにあたって、台本の言葉一つ一つを丁寧に深掘りしていき、「どういう意味だろう?」をしっかり解釈していくことになりました。

表現とは何か?を考えるみんな。言葉で考えるとなんだか思考が迷子になってしまいますが、6年生が全身を使って「表現とは何か」を説いてくれます。

開校式で校舎内を案内してまわる時も、持ち前の話し上手で参加者の皆さんの「へぇ〜」という声をたくさん引き出した彼。たとえばライオンを表現するならこういう風にと、他の子ども達の考えを深める手助けをしてくれました。
まだまだ始まったばかりの演劇練習。子どもたちにどのような良い変容をもたらしてくれるのか、子どもたちの側で見守っていきます。
[6年生 算数]

6年生は、昨年習った平均の復習をしました。自分の歩幅の平均と歩数から、学校の周囲の距離を割り出す学習です。歩数を数えるのはなかなか難しく、自身が割り出した距離と正しい距離との差異に悔しがる様子が見られました。
秋晴れの下、みんなで歩いた算数の時間はとても気持ちも良い時間になったことが写真からも伝わります。
[1・2・3年生 サツマイモ掘り]
昨日、快晴の下で育てたサツマイモを収穫しました。取ったサツマイモは子どもの手のひらサイズのものから顔よりも大きい特大サイズまでがそろう大豊作となりました!1年生は収穫したじゃがいもでポテトチップを作ったばかり、今回のサツマイモはどんな料理に変身するのでしょうか?

今回はサツマイモで料理を作る前に、あるものを作りました。
手にしているのは新聞紙と絵の具、子どもたちが作っているのは「サツマイモ」です。

今回収穫したサツマイモを、新聞紙や絵の具を使って再現する試みです。自然が生み出したサツマイモの力強い形を、新聞紙を固く撓めて形作っていきました。色の再現のために混色したパレットがとても鮮やかです。
授業終わり、新聞紙にはこれまた美味しそうなサツマイモたちが並んでいました。1・2・3年生の皆さん、サツマイモの収穫お疲れ様でした!

