育む力 育てたい姿

第4章 ゆめの森らしさは、どう生まれるのか

第13話 未来デザインとは、何を育てる学びなのか

~教科を越えて、未来へつながる学び~

これまでの連載では、「学習者主体の学び」や「授業づくり」、そして「子どもたちが育ち合う環境」についてお伝えしてきました。

ここからは、ゆめの森らしさを象徴する教育についてご紹介します。

その一つが、「未来デザイン」です。

目次

未来デザインは、何を学ぶ時間なのでしょうか

「未来デザイン」と聞くと、特別な教科のように感じられるかもしれません。

しかし、その目的は新しい知識を増やすことだけではありません。

子どもたちが、

「なぜだろう。」

「もっと知りたい。」

「どうすればよいのだろう。」

そんな問いをもち、自ら考え、仲間と対話しながら学びを深めていくことを大切にしています。

私たちが育てたいのは、「何を知っているか」だけではなく、「どのように学ぶか」という力です。

教科で学んだことが、未来につながる

未来デザインは、一つの教科だけで成り立つ学びではありません。

地域について調べるときには国語で身に付けた読む力や伝える力が生かされます。

データを整理するときには算数や数学の力が役立ちます。

自然環境について考えるときには理科の学びがつながります。

歴史や地域の背景を知るためには社会科の知識も必要です。

教科ごとに学んできたことが、未来デザインの中で一つにつながり、「実際の社会で生きる学び」へと変わっていきます。

答えのない問いに向き合う

未来の社会では、正解が一つではない課題に向き合う場面が増えていきます。

だからこそ未来デザインでは、

「これが正解です。」

という学びよりも、

「自分はどう考えるか。」

「仲間と話し合うと、どんな新しい考えが生まれるか。」

を大切にしています。

自分で問いをもち、調べ、考え、伝える。

その経験の積み重ねが、これからの社会を生きる力につながると考えています。

ゆめの森らしさが生まれる学び

未来デザインは、教科の学びを大切にしながら、それらを未来へつなぐ学びです。

知識を覚えることだけが目的ではありません。

学んだことを社会と結び付け、自分自身の未来や地域の未来について考えること。

それが、ゆめの森が未来デザインを大切にしている理由です。

子どもたちは、学びを通して「未来をつくる一人」であることを少しずつ実感していきます。

おわりに

未来デザインは、特別な時間ではありません。

教科で学んだことと、実社会をつなぐ時間です。

そして、自ら問いをもち、仲間と対話しながら未来を考える経験は、卒業した後も生き続ける力になります。

ゆめの森では、子どもたち一人一人が、自分の未来だけでなく、地域や社会の未来についても考えられる学びを大切にしています。

次回、第14話「学びは、時間や場所を越えて広がっていく」では、オンライン学習の実践を通して見えてきた、「学びは教室だけで起こるものではない」という、ゆめの森の新たな可能性についてお伝えします。

この記事をシェアする

  • Xでシェア
  • FaceBookでシェア
  • LINEでシェア
記事一覧はこちら
よくあるご質問 お問い合わせ ENGLISH